あなたは、こんなギャンブルやりますか?【経済学・数字のマジック】

このギャンブルにあなたは参加しますか?

あなたを含め、10人が飲み屋にいたとします。

そこに、ある男性が現れ、こう言ったとします。

 

「みなさん、私に1万円ずつ渡してください。」

 

「そのうちの5万円は運営費として私があずかります。」

 

「残りの5万円で、あなたがた10人でくじを引いてもらい、

一等賞3万円、二等賞2万円、残りの8人ははずれとなります。」

 

こんなギャンブルあなたは、受けますか?

普通は、10人中、10人、つまり100%の人がノーと言いませんか?

 

でも、ちょっと待ってください。

これって何かに似てませんか?

 

そうです!

宝くじなんです。

 

日本の宝くじは5割控除される!

日本の宝くじは控除率53.7%です。

つまり、全員から1万円ずつ集めた10万円のうち、5万円控除するのとまったく同じしくみなんです。 

 

これは、今年のサマージャンボのデータです。

 

1等 当選金額 7億円 X 23ユニット(1ユニット1000万毎)

 

数字が大きいので、みなさん惑わされていますが、

これは、最初にお話しした10人で行うギャンブル(くじ)と

全く仕組みはいっしょです。

 

7億円あたる確率は、単純計算で1000万分の1です。

 

パチンコ・パチスロをやっている人は、例えば、大当たり確率が約8000分の1であるミリオンゴッドのPGG(プレミアムゴッドゲーム)がたった一回転だけでが当たることなどまずありえないと身体に染み付くくらい理解していると思いますので、この1000万分の1という当選確率が気の遠くなるような確率だとお分かりになることでしょう。

 

夢を買うのはあなたですが、このような数字のマジックがあることも知っておくと、飲み会とかで小ネタとして使えるかも。

ちなみに筆者は宝くじは買いません。